2014年 03月 12日
震災遺構
一か月後に石巻に行きました。
昨年も息子の陽平を連れて
被災地に行きました。
ガレキも撤去され、
きれいに整地している景色は
そこに暮らしがあったことを知らない私には、
ただのさら地。
車から降りて歩いてみると、
家の基礎の部分が残っているのをみれば、
あぁ~ここに家があったんだな~とわかるけど、
何事もなかったのように
復興していく様が
私には震災直後の景色よりも
怖かった。
南三陸の「防災対策庁舎」

この場所にたどり着いたとき
陽平を連れてきた目的をやっと果たせたと思いました。
津波の恐ろししさ、被災地であったこと。
この場に立てば、
言葉なくとも
誰もが、
理解できる場所でした。
保存か解体か
検討中らしいです。
南三陸町は
「復興の邪魔になる。遺族への配慮。保存にかかる費用」などを問題に
解体を望んでいるとのこと。
私は
絶対に残すべき派です。
反対意見があろうとも
将来を見据えれば
正しい答えは見えてくるはず。
100年後。
被災を経験していない
次世代につなげていく方法。
今でも、、
その場にいなかった私たちには、
なかなか実感できない現実を
伝えていくために
当然残していくべき
負の財産
だと思う。