福島復興CM

8年目の3月11日

震災のイベントに
参加しました。


恥ずかしながら
久しぶりに
歌を歌わせてもらいました。


福島復興CM_d0180229_1843237.jpg



8年前は

「福島がんばれ~」

「絆を大切に~!」って

心ひとつになって支援できましたが、

今は
何を言えばいいやら
何を支援していいのか

いまいち意図がつかめず
モヤモヤした気持ちがありました。



テレビの報道を見ていても
どれもこれも
綺麗事のようで

さらには作り手の意図が
見え隠れするような

私はそんな
ひねくれたような視点でみてしまいました。



福島を応援しよう。
被災地の復興を手助けしよう。


それに
異議を申すつもりはないのですが、


ただ
復興とはいえ

何もなかったかのように
元通りの生活を再建するだけでは
意味がないように思うのです。


あれだけの沢山の命が失われたこと

そして
放射能という危険にさらされたこと

今なお
原発の問題は
私たち生きている間に解決できないほどの難題を抱えている現実。

それを
語らずと

ただ
応援しよう!なんて美談は
空をつかむような話にしか思えないのです。



そんな中
福島の復興CMで物議を呼んでいることをご存知でしょうか?


福島は安全です。
「知ってください。食べてください。来てください。」という
復興をアピールしているCMを

復興庁が1.8億円もかけて製作し
一週間だけテレビで流れているようですが、

富山県では
そのCMを

民放三社が
放映を断ったため

そのCMを見ることができません。


その選択を決めた
民放に対し、

「福島を応援する気はないのか!」という批判が多いのは言うまでもないと思います。


福島復興CM_d0180229_18314117.jpg



でも
本当に
福島の未来を考えたとき、

真剣に考えれば考えるほど

そんな安易なCMなど流せるわけがないと思うのです。


そんな簡単な話じゃないと思うのです。




さらに

文部科学省からでている冊子


福島復興CM_d0180229_18283613.jpg



昨年
全校の中学生、高校生に配布されました。



簡単に内容を説明すれば

「放射能は生活の中に沢山存在していて、怖いものではありません」という話の中身です。

原発安全神話の復活です。



復興とは、
何もなかったかのように暮らすことではないはずです。


戦争と同様
二度と繰り返さないために

私たちは
常に
現実から目をそむけず

真実を見極め
わが身を
そして
これからの子供たちのためを
守っていかなければいけないのです。



震災の日
私はもっと
真実を知りたいと
切に思いました。


そういう報道
そういうイベントをぜひお願いします。


はぁ~
えらそうなこと言いましたが。
なんか、この日本変だとおもう。。。。



福島復興CM_d0180229_18381289.jpg



やっぱり
タイに行きたい。
by cherrypiepie | 2019-03-12 18:38 | にぎやか | Comments(0)