グリサポとやま


  イワズモガナのギター 「しんちゃん」
  
 地元消防団で活動する「しんちゃん」

 郵便局で働く「しんちゃん」

 妻と娘のために真面目に働く「しんちゃん」

そして
 
 にぎやかの理事として頼りがいのある「しんちゃん」(写真右)


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しんちゃんと知り合って
 かれこれ10年ほど経ちますが、

昨日
 新しい「しんちゃん」に出会ってしまった。

 
それは
 幼い時に父親を亡くした子供 「しんちゃん」







 自死や病死、事故死など
 近親関係のなかで人が居なくなる経験は

 大人でも受け入れるのに大変なことを
 子供はそれをどう受け入れ、理解し対処しているのか・・・?


子供だからとそっと放置され、
子供自身も気づかないうちに心の闇に葬ったものが
 大人になってから、その傷が痛みだし気づくこともある。


 しんちゃんがまさしく
 その一人。

 そんなしんちゃんが
 自分の喪失体験で得た学びをこれからの子供たちにお役に立てたらと
 巡り会った
 活動団体が富山にありました。




 ~親を亡くした子供とその保護者のグリーフサポート~
 グリサポとやま

代表の高田敏美さんです。(写真右)



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 高田さんは旦那様を自殺で亡くされています。
 その時は自身のことで精一杯で子供のことまで気が回らなかったと。

 そんな中
 子供の不調に気づき、あしなが育成会にたどり着き助けられた経験をもとに

「富山にもこの活動が絶対に必要だと!!」

 五年ほど前に立ち上げたそうです。
 活動内容の詳細はHPでご覧ください。 





しかし 絶対に必要と始めたのですが、 
なかなか参加者が増えない。 

なかなか・・・どころか・・・ぜんぜんに近い状態。


子供自身が自分で「SOS]を出せる訳がなく、 
周囲の大人がそれに気づくことは難しいだろうし、
 
また「死」について
わざわざその蓋をあけることもないだろうと、 
口にしないようにしている節もあるでしょう。。


しかし 自殺を例にあげれば 
富山県内では例年約200人の自殺者があるそうです。 

コロナ禍でもっと増えているようですが、 
その死に関連する子供の数は約120人いるといわれています。 

その子供たちに なんの手立てないとしたら

今回
高田さんの話を聞いて
「えらいこっちゃ!」と思った次第です。


私の経験から言うと友人の自死でさえ
「私のせいかも!?」と思ってしまうわけです。


一緒に暮らしていた人なら
尚のことそう思うはず。


「あなたのせいじゃないよ」と

その一言だけでも
伝えてあげたい。



震災や自然災害時に
教育カウンセラーが子供の心のケアのために
学校に導入されたりしますが、

個別の案件の場合では
そういうサポートはあるのでしょうか?
そういう体制を作るべきと思うのですが、
どんなもんなのでしょうね。


とにかく
グリサポとやまの活動が
子供たちの心に届くように

なにか応援したいと思いました。

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取り急ぎ
長文になってしまいましたが、
以後お見知りおきを
Commented by 神奈川のNABE at 2021-02-02 17:04 x
両親を亡くした時、とにかく、何とも言えない、味わったことがない、喪失感に襲われましたし、いまでも、たまに襲ってくる、喪失感と孤独感。 「人に話す(はなす)ことで、悲しみが少し、離れていく(はなす)」。だから、「はなす」ことが大切なんだと。
Commented by cherrypiepie at 2021-02-02 17:07
なべちゃんもそうなんだよね。
大人でもそうだもん。
子供のことを思うといたたまれない。

話したり、
同じ経験の人がいることだけでも
わかればずいぶん違うよね。

この活動はぜひ続けてほしいと思います。
by cherrypiepie | 2021-02-01 18:16 | にぎやか | Comments(2)