2021年 04月 14日
「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」
1995年3月20日 地下鉄サリン事件の被害者である映画監督さかはらあつしが、宗教団体Aleph(アレフ)として今なお活動を続けるオウム真理教の広報部長に迫ったドキュメンタリー
写真左がおうむ広報部長の「荒木浩」
映画は終始二人の対話が中心。
二人は共通点が多い。共に関西出身で同時期に京都大学に在学していた。
映画では、二人の所縁の地を旅しながら、さかはら監督は荒木との対話を繰り返し、
今もなおオウム真理教を信仰し、麻原を師と仰ぐ「荒木」の心の内に迫っていきます。
先日「ほとり座」」にて監督の舞台挨拶があり、行ってきました。
荒木が私と同じ年、
また監督の名前が「阪原」と「阪井」と同じ「阪」が付くご縁を感じ、興味を持ちました。
映画の感想としては「被害者」と「加害者」、
二人の相対する関係性から生じる心の内を明確にとらえきれなくて、
やはり事件から26年もの歳月が事件を風化させているのは避けられないなと思いました。
対談でどうしても聞きたいことがあったんだけど、質問タイムが設けられず、
後ろ髪惹かれる思いで映画館を後にしました。
「麻原、そして主犯の方たちが死刑になりました。それについてはどう感じているのか?」
死刑が極刑である日本ですが、
死んで償って終わり。。。ではないとオウム事件が教えてくれてるような気がするのですが。