千代さん静かな最期でした。

千代久子さん

享年９４歳

本日２１時５０分ごろ

かっぱ庵にて

静かに息をひきとりました。

夜勤のみかちゃんが見届けてくれたのですが、

本当に

穏やかな最期だったとのこと。

息子のひろしさんも

ホッとした様子で

お母さんの体をさすりながら

「お疲れ様」と笑顔で声をかけていました。

私も

ホッとしました。

息子さんの

「最期はかっぱ庵で苦しまずに逝かせてやりたい」

その願いを千代さんが聞いていたかのように

その通りになりました。

これまで

関わってくれた

たくさんのスタッフのお陰です。

ずいぶん昔のことで忘れていたけど

千代さんがにぎやかに来たころ

病院を退院してすぐの時

それから一年後

お顔もふっからして

姿勢も良くなり

孫の桃ちゃんとの写真では

笑顔も見られたね。

あー－そういえば

そうだったぁ～とすっかり忘れてた。

朝食はお口からも食べてて

息子さん

わざわざ美味しい魚津のりんごを買いに行ってて

毎朝すりおろしりんごを食べてたね。

それを食べてると便通もよくなるって。

１７年間

失語症で言葉を発することもなく

意思表示もあまりなかった千代さんでしたが、

家族からの絶大なる愛を受け

孫の成長を喜んだり、

心配したりしながら家族の声に耳をかたむけ

共に生きていたんだなと

あらためて思いました。

そんな大切な人の最期を

私達かっぱ庵にお任せしてもらい

本当に感謝しかありません。

ありがとうございます。

長い間

本当にありがとうございました。