2023年 03月 17日
「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち
「生きる」(日本)
大川小学校 津波裁判を闘った人たち
現在富山市の映画館「ほとり座」で上映しています。
3月17日(金)今日まで
学校のすぐ裏に逃げられる山があったのに
なぜ生徒、教師のほとんどが死ななければいけなかったのか?
この映画は子を失った父兄によって記録用に撮影していたものを題材にしています。
作品というより、よりリアル。
そして子供たちの命よりも、学校、教育委員会、さらには文部科学省と大人たちの立場を守る
言葉のやりとりに
「命」よりも大切なものを優先したばかりに、死ななくてもよい命までも奪われることがありうることを見せつけられているように感じました。
震災の時、介護職もお年寄りを助けるために沢山の命が奪われたと聞きました。
自分の命は上司でも教師でも学校でも組織でもなく、自分を守れるのは自分しかいない。
それを改めて教訓にした次第です。
そして大川小学校の悲劇は様々な問題に通じることがあり、失った子供たちの命が無駄にならな いためにも永遠に語り継がれる必要があると思いました。

東日本大震災で多数の犠牲者を出した宮城県石巻市の大川小学校を題材に、遺された親たちの10年に及ぶ思いを記録したドキュメンタリー。
2011年3月11日に発生した東日本大震災で、津波にのまれて全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は行方不明)と10人の教職員の命が失われた大川小学校。地震発生から津波到達までは約51分、ラジオや行政の防災無線で情報は学校側にも伝わり、スクールバスも待機していたにも関わらず悲劇は起きた。その事実や理由について行政からの説明に疑問を抱いた一部の親たちは、真実を求めて提訴に至る。わずか2人の弁護団で、いわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、親たちは“我が子の代理人”となって証拠集めに奔走する。
親たちが延べ10年にわたって記録した膨大な映像をもとに、寺田和弘監督が追加撮影などを行いドキュメンタリー映画として完成させた。
2022年製作/122分/G/日本
配給:きろくびと